ドット絵ミステリーRPG『Jin Conception』発表。王道JRPG×人狼系サスペンスの謎に満ちたファンタジー

 

インディースタジオのJin Wave Studioは1月11日、ミステリーRPG『Jin Conception』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2021年内のリリースを予定しているという。 

【UPDATE 2021/01/16 11:07】
本作の日本語対応について、開発者から言及があった。Steamフォーラムにてユーザーに回答したところによれば、ウィッシュリストやSNSのフォロワー数を獲得し、十分なリクエストを受ければ、日本語を含むより多くの言語に対応することができるという。興味がある人は登録しておくといいだろう。
 

 
『Jin Conception』は王道のJRPGに、ミステリー要素を組み合わせた作品だという。登場人物は全員で8人。そのうち3人が最終層に入ると、うち2人が跡形もなく消え去ってしまう。たった1人だけがその場から帰ってくるが、いったい何が起きたのかわからないという。誰が真実を語って誰が嘘をついているのか、敵も味方もわからないままプレイヤーに判断が委ねられるようだ。ストアページでは、本作は「social deduction fantasy thriller(人狼系ファンタジースリラー)」と描写されている。 

思わせぶりなストーリーとは裏腹に、ゲームシステムは王道のターンベース制RPGを採用しているようだ。フィールド探索とバトルはシームレスに展開し、敵に接触するとエンカウント。昆虫系や植物系のクリーチャーのほか、ドラゴンのような巨大なモンスターも出現する。中にはトラバサミを仕掛けてくる器用な敵や、味方に取り憑いて行動を乗っ取る厄介な相手もいるようだ。小さく可愛らしいヒトデのモンスターかと思いきや、巨大な口で丸呑みされ即死ダメージを受ける、という一幕も。 

対する“味方”側のキャラクターについては、少々事情が込み入っているようだ。それぞれ巨大なネコを召喚できたり、竪琴で支援したり、竜に変身したりと多彩な能力をもっている。しかしカットごとによく見ていると、先ほどまでプレイヤー側にいたはずのキャラクターが敵として登場していたり、その逆もあったりと、関係性が入り乱れている。ストーリーで語られているサスペンシックな展開が、パーティー編成にも影響を与えるのかもしれない。「Jin」を消費して使える特殊な技はキャラクター同士で強力な効果を発揮するため、その都度戦略を考える必要がありそうだ。 
 

 

 
『Jin Conception』は2021年内に、PC(Steam)向けの配信を予定している。